札幌の個別学習塾、学習空間 北41条東教室・あいの里教室の尾造です!
結論から言ってしまいますが、「集中力は体調に左右されます」というお話しです。
勉強していると、どうしても集中が切れるだの切れないだの、といったことを考えますよね。
「自分は集中が続かないから」とか「うちの子、集中がぜんぜんもたないんです」といったお話しもよくお聞きします。
勉強における集中力を持続させる方法はいくつかありますが、そのうちの一つ、「体調」という側面から考えてみましょうということです。「気合い」とか「生まれ持ったもの」とかではなく。
いきなりですが最も大切なのは「睡眠」です。睡眠はあらゆるストレスを解消(または軽減)する一番手っ取り早い方法です。
人の脳は、1日生活している中で色々な情報を吸収します。が、「どうでもいい情報」もたくさん吸収します。
「担任の先生の今日のシャツの色」
「信号待ちしている車の台数」
「通りすがりの小学生のカバンについていたキーホルダー」
などです。
自分で(脳が)「これは大切な情報だ」と思ったものは、脳に刻まれますが、そうでない(と脳が判断した)ものは、睡眠中に脳のフォルダ内から削除されているのです。
※厳密には「削除」でなく「奥の方へ格納されている」なのでしょうけど
そうしないとあまりにも大量の情報で脳が容量オーバーとなるからです。
脳は睡眠中に余計な情報を忘れ去るように出来ているので、朝起きた時は脳の中がスッキリしているのです。
※「スッキリ」というより、朝起きたばかりは「空っぽ」というイメージですよね
つまり、十分な睡眠をとって頭の中をクリアにしないと、頭の中がごちゃごちゃしてしまうのです。
特に、「寝る直前までスマホ」は良くないです。スマホは超大量の情報を脳に送り込みます。脳が興奮状態のまま眠りにつこうとすると、睡眠の質が低下します。
ただ、
「いつも通り寝てるけど、集中できないんです」という生徒もいます。
それは、受験からくる不安やストレスなのか、学校での人間関係なのか、色々ありますよね。生きてると色々あります。
そんな時は、
いつもより60分くらい多めに寝てください。
けっきょく「寝る」だけかい!と言われるでしょうが。
私はお医者さんでないので実体験しか言えません。
でも、これ本当なんです!
ただ「寝る」ではなく「爆睡」してみてください。本当にスッキリします。
「一夜漬け」は私はおすすめしません。学生時代私もやりましたが、おすすめしません。
睡眠時間を削って勉強することも、おすすめしません。
睡眠時間を削らなくても、3食きちんと食べて一息入れる時間を差し引いても、1日24時間の中で、最大10時間~12時間くらいは勉強できます。
例えば深呼吸は、「吸う」よりも「吐く」方が大切と言われます。たくさん吐き出すからこそ、新たな空気をたくさん吸い込めるのです。
ですので、十分な睡眠をとって頭をシャッキリすることで集中力も生まれ、それが勉強の質の向上にもつながります。
「たくさん覚えなきゃ」「勉強量を増やさなきゃ」というのももちろんそうですが、
それとは別に、体のコンディションを整えることも集中を持続させる手法なのです。
プロスポーツ選手などは、「練習」と同じくらい「休息」を大事にとります。
ということで「集中力は体調に左右されます」というお話でした。