前後の文脈から言葉の意味を推測する

個別指導塾の学習空間、北41条東教室・あいの里教室の尾造です!

1学期の定期テスト(または前期期末)も、だいたいどの学校も終わりましたね。今回の結果を踏まえて、すぐまた次に向けて動き出しましょう!
勉強は、一つのテストが終わってまた次のテストまでの、まさに今のような時期が大事です。
テスト直前の時期は、言ってしまえば、誰だってたくさん勉強します。「やべ~テストだー!」と言って焦ってガリガリ勉強するものです。なので、そこで(テスト直前で)たくさん頑張るというのは、ぶっちゃけ普通のこと、当たり前のことです。テストが終わってからも、いかに頑張るか、が大事です。
「テスト期間から解放された~!」と少しだけ一息ついたら、またいつも通り勉強を始めましょう。

ところで、テストの解きなおしをしていた際、生徒さんからこんなことを聞かれました。その子は国語のテスト直しをしていたのですが、
「先生、見てください、こんな問題、絶対解けなくないですか?」というのです。
見てみると、
“うのみにする”という言葉の意味を、次の中から選びなさい。
という問題でした。

その生徒は言うのです。
「これ、知ってる人は解けるけど、知らない人は絶対解けないじゃないですか!?教科書本文の内容とか関係なく、いきなりこの問題がでたんですよ。ただこの言葉を知っているかどうか、じゃないですか??」と。

なるほどね。確かに君の言う通り、そもそもこの“うのみにする”という言葉を知らない人は、なんじゃこりゃ!て思うよね。
ただこれは、“前後の文脈から言葉の意味を推測する”という問題だと思う。皆にそれをさせたい問題なんだよ。
“うのみにする”という言葉だけだと分からなくても、例えばこの、
「彼の話していたことをそのままうのみにして信じたのが馬鹿だったのだ」
という文だったとしたら、どうだろう?言葉だけじゃなくて文全体から意味を推測するんだよ。

例えばね、(ここから私の強引なたとえ話が続きます)
「マルチョウ」って、何か知ってる?と聞くと、その生徒さんは「知りません」と言いました。

マルチョウって、何か知らないわけだよね。このままじゃ何のことか分からないでしょ。でも例えばこんな会話があったとしよう。

「マルチョウ好き?」
「好きだよ!あのジューシーさが良いよね」
「ね、まるっこくて、甘味があって、やわらかくてさ」

という会話があったとしたら、マルチョウってどんなものだと思う?
果物?グミ?ゼリー?とか、そんなものを想像するかも。でも、

「オレはマルチョウ、けっこう最初に頼むかも」
「オレも。まず牛タンいって、マルチョウいって、あとサガリははずせないわ」
「店予約する前にまずマルチョウあるかチェックしちゃうぐらい一時期ハマったんだよね」

ていう会話があっとしたら、「あぁ、焼き肉の部位の一種か」て分かるよね。
うまいぞ?マルチョウは。

たとえ話で説明しようとして、なんで一番先に「マルチョウ」がぱっと思い浮かんだのか自分でもわかりませんが、そんなやり取りをこないだ生徒さんとしてました。

札幌の塾なら個別指導の学習空間

SNSでもご購読できます。

まずは1週間の無料体験学習をお試しください!