温度と湿度~中学生でもわかる快適な環境のつくりかた~

こんにちは、学習空間桶川東、北本教室担当の羽鳥です。

今日は、湿度と温度の話をしたいと思います。
みなさんは普段の生活で湿度や温度を気にしますか? 天気予報見るぐらいでしょうか(笑)
ちなみに私はすごく気にしています。 自宅でも教室でもそうですが「エアコンの温度」は毎日気を使っている自信があります。
理由は簡単で、「勉強だけでなく、普段の生活も気持ちいい環境で過ごしたいから」ですね。気持ちのいい日には外に出たくなったり、落ち着いて本を読んでみたりなどやる気も上がりやすいような気がします。実はこれ、「気温や湿度の変化が勉強の効率や問題正答率をアップさせる」という研究結果が出ているんです。詳しくみてみましょう!

▽日本建築学会「室温の違いが作業効率に及ぼす影響」(岩下剛・花田 良彦・合原 妙美)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aije/69/585/69_KJ00004078830/_pdf

あ、リンクの先は無理に読まなくて大丈夫ですよ! かみ砕いて説明すると。。。
【実験】
29度の部屋と22度の部屋を用意しそれぞれ50人の被験者にそれぞれビデオを30分見てもらった。

ビデオの内容を問うテストを行った。

【結果】
①難易度が簡単な問題では、特に正解率に変化はなかった。
②難易度が中程度の問題では、22 ℃の方が29℃よりも高い正解率が得られた。
③作業前に行ったアンケートでは29 ℃の方が22℃よりも空気の過ごしやすさ、快適さ、集中のしやすさ、覚醒感、疲労感、精神的な気分、眠気に関するアンケートで不快側の選択をしていた。

という感じです! つまり、「人間が快適に感じる環境の方が作業効率や集中力が高まり、テストにおいても正解率が高くなる」ということですね。
これって私たちの生活でもうまくつかえる知識だと思います。 勉強に対してネガティブな気持ちを持っている人ほど長く勉強したくないと思うので、こういう「すぐ改善できること」をひとつずつ改善していって「短時間での効率を高める」ということが生徒の助けにもなるのかな~と思っています。
じゃあ、快適だと思う環境というのは、どんな環境なのでしょうか。気温だけで快適だという事ではないはずです。 湿度や光量、風の有無によっても変わってきますよね。

そこで使えるのが「不快指数」という指標です。
▽市民化学研究所「不快指数表」
https://images.app.goo.gl/oLvmE28T7Wao5FVz8

不快指数とは簡単に言うと「温度と湿度の組み合わせで人間が感じる感覚を数値にしたもの」です。
これをみながら毎回温度調整するだけでもちがうのではないでしょうか。 また、人によって「快適」と思う細かいラインは違うと思うので、自分の部屋や自分の普段過ごしている家ごとに調整して日々を過ごすだけでも「短時間での作業効率を高める」ことにつながるのではないでしょうか!教室のエアコンの前にも張っておこうと思います! これまでは先生の感覚と生徒たちにヒアリングした結果で調節していたので。。。(笑)

それではまた次回! 快適な勉強ライフを送ってくださいね!

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