個別指導の学習空間 高崎筑縄,前橋大島教室の清水です。
最近,高校生の時に私が良く読んでいた本のことを思い出しました。沢木 耕太郎著の『深夜特急』という本です。新潮文庫から6巻出ています。インドのデリーからロンドンまで路線バスで旅をするというものです。デリーへ行く途中,安い航空券を購入するために,香港→バンコク→マレーシア→シンガポール→カルカッタにも立ち寄っています。行きたいところに行き,見たいものを見るということを繰り返しているうちに,半年間の予定の旅はもう2年に。インド→パキスタン→アフガニスタン→イラン→トルコとシルクロードを超える旅は今では絶対に実現不可能ですね。
私も大学生の時,その本の影響を受けて,1人2週間かけてラオスのビエンチャンからインドシナ半島,マレー半島を下り,列車とバスを乗り継いでシンガポールまで旅行したことがあります。そこで感じたことすべてが今なお脳裏に鮮明に残っています。特にマラッカで見た夕日は忘れられません。それから15年程が経ち,再びタイ,マレーシアを訪れる機会がありましたが,バンコク,クアラルンプールともに都市化が進み,雰囲気が大きく変わってしまいました。しかし訪れる度に自分自身を振り返るきっかけを与えてくれている気がします。
みなさんもそんな1冊を見つけてみると良いと思います。ではまた。