【中学地理】よく出る「〇〇現象」のまとめ(一覧)


posted by本橋
「学習空間 埼玉西部エリア
(入間扇台教室&桶川西教室)」


中学の地理(社会)。
定期テストや入試でよくでる「〇〇現象」

一覧にまとめました。
一気に覚えちゃいましょう。
(参考:GoogleAI「Gemini」)




【ドーナツ化現象】

都市部で見られる人口分布の変化を指す。
都市の中心部から周辺へ人口が移動し、
中心部がドーナツのように空洞化する状態。

ドーナツ化現象の原因

*住宅価格の高騰
都心部では地価が高騰。住宅価格が高いため、若い世代や子育て世代が郊外に移住せざるを得ない。





【都市回帰現象】

「ドーナツ化現象」の逆パターン。
都市の中心部への、人口の回帰。
すなわち、郊外から都市中心部へと人が戻ってくる現象のこと。

なぜ都市回帰現象が起きるのか?

*都市中心部の魅力向上
都市の再開発などにより、都市中心部の住環境や商業施設が改善され、魅力的な空間へと生まれ変わっていることが要因。

*交通網の整備
鉄道や地下鉄などの公共交通機関の整備が進み、都市中心部へのアクセスが容易になった。

*郊外での生活の課題
郊外では、車がないと生活しにくい、公共施設が少ない、コミュニティが希薄などの課題が顕在化。
都市中心部への回帰の要因となっている。





【ストロー現象】

交通網の整備によって、
人口や産業が特定の地域に集中。
まるで、ストローで吸い込まれるように人が移動してしまう現象のこと。

★コップの水 →人
★ストロー  →新幹線や幹線道路
を表している。

ストロー現象が起きるメカニズム

*交通網の整備
高速道路や鉄道などの交通網の整備
→移動時間が短縮され、遠距離へのアクセスが容易になる。

*都市への集中
交通の便がよくなった地域には、
企業や人が集まりやすくなる。
→経済活動が活発化する。

*周辺地域の衰退
交通の便が悪い地域は、
人口や産業が都市へ流出し、衰退していく。


ストロー現象の例
*日本の新幹線

新幹線の開通により、東京や大阪などの大都市圏に人口や産業が集中。
地方都市の衰退が加速した。





【ヒートアイランド現象】

都市の中心部の気温が、
郊外に比べて高くなる現象。
都市部がまるで熱の島のように高温になることから、こう呼ばれる。



ヒートアイランド現象の原因

*人工的な表面
コンクリートやアスファルトなど、
熱を吸収しやすい人工的な素材の面積が増加
→日中の熱を蓄え、夜間も放出し続ける。

*排熱の増加
工場、自動車、エアコンなどから排出される熱が、都市の気温を上昇させる。

*緑地の減少
緑地は、太陽光を吸収し、蒸散作用によって気温を下げる効果がある。
しかし、都市化により緑地が減少。
この効果が弱まる。

*建物の密集
高層ビルが密集
→風が流れにくくなり、熱がこもりやすくなる。





【フェーン現象】

山脈を越えてきた空気が、風下側で暖かく乾燥した風となり、気温が上昇する現象。
まるでドライヤーで温風をあてているように、急激に気温が上がる。
そのため、猛暑をもたらすことがある。

フェーン現象が起きるメカニズム

*湿った空気が山を登る。
湿った空気が山脈にぶつかり、斜面を登り始める。

*空気の冷却と降水
上昇気流によって空気が冷やされる。
水蒸気が凝結して雲となり、雨や雪を降らせる。
この過程で、空気中の水分が失われる。

*乾燥した空気が山を下りる
水分を失った乾燥した空気が、山の反対側へ吹き降りる。

*空気の圧縮と加熱
山を下りる際に空気が圧縮され、断熱圧縮によって気温が上昇する。

フェーン現象が起こりやすい場所
* 日本 →北陸地方、特に富山県。
* ヨーロッパ →アルプス山脈周辺
* 北アメリカ →ロッキー山脈周辺





【エルニーニョ現象】

太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が上昇。その状態が1年程度続く現象。

なぜエルニーニョ現象が起きるのか?

通常、太平洋赤道域では貿易風が西向きに吹き、暖かい海水を西太平洋に運んでいる。
しかし、エルニーニョ現象が発生すると、この貿易風が弱まり、暖かい海水が東太平洋に広がる。
その結果、東太平洋の海面水温が上昇。大気循環に変化をもたらす。


エルニーニョ現象がもたらす影響
世界各地の気候に大きな影響を与える。

*日本
夏の気温が低く、日照時間が少なくなる。
また、日本海側では降水量が多くなることがある。

*南米ペルーやエクアドル沿岸
大雨や洪水が発生しやすくなる。

*アフリカ
干ばつが発生し、食料不足や飢餓を引き起こすことがある。

*オーストラリア
干ばつや熱波が発生し、森林火災のリスクが高まる。

エルニーニョ現象とラニーニャ現象
エルニーニョ現象と反対に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象を「ラニーニャ現象」という。

エルニーニョ現象とラニーニャ現象は、数年間の周期で交互に発生することが多く、地球全体の気候に大きな影響を与えている。



まとめ
最後に、一気にまとめましょう。


ドーナツ化現象
都心部は土地が高くて住めない!
そのまわりに住もう。


都市回帰現象
やっぱり都心部に住もう!
なにかと便利やん


ストロー現象
結局みんな大都市に吸われる!


ヒートアイランド現象
都市部はとにかく暑い!!


フェーン現象
よくわからんが、とにかく暑くなる。


エルニーニョ現象
海があったかくなって、
いろんな場所で異常気象になる!



終わります。
See You Again!!





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