個別指導塾の学習空間、甲府西教室の河手です!
今年2019年も残りほぼ2か月となりました。
毎年感じることですが、速いなと素直に思います。
年末の大掃除には、少々早いですが、今日は午前中から部屋の整理・整頓をしていました。
残り2か月をより快適に過ごせるように必要なものだけを残して、より動きやすい状態に再構築する。
言葉にするとシンプルなのですが、実行するのは大変でした。
必要かどうかを判断する際に、昔の年賀状、ノートなどを読み返してしまうと・・・。
目的とは別の情が入ってしまい、なかなか進まない。
そんな中で、まだまだ納得できるところまではいっていませんが、前進はありました。
明日以降も時間を見つけて、継続していきたいと思っています。
先日、第1回の校長会テストが終了し、何人かの生徒の結果を確認しました。
幸い結果を確認した生徒達は、本人も満足のいく結果で表情も晴れやかでした。
指導する難しさの一つにテスト後の対応があります。
結果が良い時は、一緒に喜ぶ。
本人にとって満足いくものでない時は、フォローして分析をしっかりする。
こんな光景を想像されるかもしれませんが、単純に割り切れるものでもありません。
私自身が心がけているのは、生徒にとって満足いくものでも、そうでなくても態度には出さずに、同じように接することです。
満足いく結果だったら、何故出来たかを生徒から引き出すように接しています。
そうでない結果だと生徒が捉えていたら、出来ていない理由を感覚的なもので終わらせないで、具体的に共有したい。そして良かった点も確認して次につなげていけるような接し方でありたいと思っています。
先ほど、挙げた生徒のうちの一人は、数学と理科に本人が不安を抱えていたのですが、嬉しい誤算?というべきなのか共に80点以上でした。
私も心配していたので、感情を出して大喜びしたいぐらいの気持ちでしたが、それは意識してしませんでした。努力をして結果に繋がっていることは言葉にして認めた上で、本人に「今回、良かった理由を言葉にしてみて。」と伝えたところ、「記述問題に不安があったけれど、今回はしっかり出来ていたから。」と。続けて「記述は今後も意識して取り組みたい。」返ってきました。
分析に具体性があることにその生徒の成長を感じました。
私がさらに
「今回は素晴らしい結果だったと思うのね。だから今、そうやって分析がしっくりくるでしょ?そして、もし結果が納得いなかいものでも、良かった点は自分に承認を与えて、出来ていない課題に素直に向き合える習慣を身につけていくことを残りでも目標にして。」と伝えたところ、生徒は少し微笑んで頷いていました。その後の取り組みも、いつも以上に軽快でした。
この生徒に限らずなのですが、結果が出る度に、いい意味で感情を出さずに普段通りに、同じことを初めて伝えるように生徒に接していきたいと思っています。より大きな目標の達成のために努力を継続していけるように、努力する気持ちを切らさないような指導でありたいです。
冒頭で挙げた私の整理・整頓も本質は同じだと感じます。1日で完璧でありたいですが、出来ない。モヤモヤしたまま、何となくで終わりよりも、今日1回で具体的に変化を付けることは出来たと認めて、気持ちを継続する。
テスト分析同様に、このように考えることも実生活をより良く生きる技術なのかもしれません。
最後に余談ですが、部屋の掃除をしていた際に、10年以上前に書き溜めた名言集を見つけました。
その中に次の言葉が書かれていました。
「苦しくなければ成長しないだろ。」
今は、もう一歩前に出て、苦しさを苦しさと感じないくらいの捉え方。
素直に成長の機会として考える習慣の獲得。
テストの後の生徒との対話と今日の部屋の片づけ。
それぞれの点を線で繋いで明日から頑張ります。
ではまた。