2/27に、埼玉県の公立高校の入試が終わりました。
受験生のみなさんは、お疲れ様でした。
国語の「説明文」。
毎年入試問題分析をしてたので、
今年も記しておきます。
テーマは
「リーダーとはなにか」
「権力とはなにか」
でしたね。
出典は、
奥野克己さん
『ひっくり返す人類学 生きづらさの「そもそも」を問う』

読み取るべき重要ポイント。
以下だと思います。
リーダーとは、
強い人でも支配力が強い人でもない。
周囲に分け与えられる人。優しい(寛大な)人である
マレーシアの先住民族
「プナン」の社会システムを、例として紹介してます。
この部族は、
見事な平等社会を築き上げている。
「リーダー」の地位はない。
しかし、リーダー的な人はいる。
モノもお金も情報も、
とにかく周りの人に分け与えることができる。
そんな人が自然とリーダーになり、
地位を得ている。
とのこと。
「少しでも何かを独占しよう」
「自分の家族だけで独占しよう」
もし、そんな動きが少しでもあると、
周りの人は離れていき、
自然にリーダーが別の人に交代する。
そのシステムが、
見事に平等社会を築いていると。
昨年までの難しい哲学ネタとは違い、
中学生にもある程度イメージしやすい文章。
そんな気がしました。
例えば、
部活とかのキャプテン(主将)。
これは一応「地位」なわけですが、
経験した子とかは、実感がわきそうです。
「人を支配したい」
「いばりたい」
「奪いたい」
「何でも独り占めしたい」
もし
この目的で権力や地位を手に入れたとしても、
そんな人からはみんな離れていく。
みんなのために、何ができるか。
常に周囲に「与える」ことができる人間が、
みんなから慕われる。
そして結果的に、
色んなものがその人のところに集まってくる。
要するに、
与えれば、得られる。
最後に、引用して終わります(省略等あり)
ビッグマン(部族のリーダー)は実は、人々によってつねに見られ、監視されている。
気前よく振るまえ、ケチであってはならないという社会的規範を、誰よりも実践することと引き換えに、彼は人々を支配下に置くことができる。
しかし、ビッグマンがビッグマンであり続けるためには、いつも通り自身が率先して分かち合いを実践し、物惜しみせずにひたすら人々に分け与える必要がある。プナンは、分かち合いをしなくなったビッグマンから逃げて、結果的にビッグマンをその座から引きずり下ろす。
それにより、権力が一人の人物に集中することを防いでいる。
ビックマンの権力とは、なんと儚い、最小限の権力であることか
posted by本橋
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