今回は、中学歴史でよく出る
「明治時代の政策」について。
「富国強兵」と「殖産興業」。
この2つの言葉、テストによく出ます。
でも、まぎらわしいですよね。
いきましょう。
富国強兵と殖産興業の違いです。
★富国強兵
→お金を増やし、軍隊を強くする!
まず「富国強兵(ふこくきょうへい)」。
そのままの意味です。
「国を富ませて、軍隊を強くする」
という考え方。
明治時代の日本は、
まだまだ力の弱い国でした。
欧米列強に対抗するためには、
お金と軍事力が必要だったんですね。
その代表的な政策が、こちら。
- 徴兵令(ちょうへいれい)
満20歳以上の男子に兵役義務。
西洋式の近代的な軍隊を作る。 - 学制(がくせい)
国民を教育して、読み書き・計算ができる人材を育てる。兵士や国の職員のレベルアップ。 - 地租改正(ちそかいせい)
土地に税をかけて、国の収入を安定させる。国家財政の基盤作り。
これらはすべて、
「強い国にする」ための土台づくりです。

★殖産興業
→産業を育てて、経済を回す!
殖産興業とは、
「産業を殖やして、興(おこ)す」という意味。
簡単に言えば、
「工場を建てて、モノづくりで国を豊かにする」
という考え方です。
日本はまだ工業が弱かったので、
明治政府はどんどん産業を育てていきました。
代表的な政策はこちら。
- 官営模範工場
政府が直接工場を作って、産業のモデルを示した。
有名なのが富岡製糸場。 - 鉄道の敷設
工業と運送を支えるインフラ整備。
1872年には新橋〜横浜間に日本初の鉄道が開通。 - 外国人技術者の雇用
お金を払って西洋から技術者を呼び、
最先端の技術を学んだ。
これらはすべて、
「産業の育成」に向けた動きなんですね。
国が豊かになるには、
ものを作って売らないと。
つまり、
経済を回すエンジンとして「殖産興業」があったんです。

★2つはバラバラ?
それともつながっている?
「富国強兵」と「殖産興業」は、
まったく別のことなのか。
答えは、
「目的は同じ、手段が違う」です。
つまり、
- 富国強兵=強い国を作る!
- 殖産興業=お金を稼ぐ仕組みを作る!
この2つは、両方そろってはじめて「強く豊かな国」になるというわけです。
混ざらない覚え方はコレ!
最後に。
「政策が混ざる!」という人。
“目的”と“手段”を
セットで覚えましょう。
たとえば…
- 富国強兵 → 国を強く!
→ 徴兵令・学制・地租改正 - 殖産興業 →お金を稼ぐ!
→官営工場・鉄道・技術導入
「兵隊=強い国」
「工場=お金を回す」
とイメージしておくと、混ざりません。
テストで選択肢が出たら、
「目的」に注目しましょう。
「この政策は“国の強化”のためか?」
「“産業育成”のためか?」
そこを見極めれば、
「富国強兵」なのか、「殖産興業」なのか。
判断がつきます。
終わります。
posted by本橋
(埼玉西部エリア・入間扇台&桶川西教室)
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