
2027年度(令和9年)入試から、
埼玉県の公立高校入試制度が大きく変わります。
現在の中学2年生からですね。
今回は、その変更点。
まず簡潔にお伝えし、
そのあとに詳しく見ていきます。
埼玉県のホームページで、
詳しく確認できます。↓
埼玉県庁
■ 変更のポイント3つ
- ① 全ての高校で「面接」を実施に
- ② 「自己PR書」を事前に提出
- ③ 高校独自の「特色選抜」や「検査」も可能に
これまで以上に、
「人物面」や「個性」が重視される入試に変わっていきます。
①面接が全高校で実施されます
まず大きな変更が
「面接の全校実施」。
これまでは、
一部の高校だけ行っていた面接。
すべての高校で実施されます。
学力だけでなく、
「どんな人か」「しっかり話せるか」が評価対象になります。
面接では、考えをまとめて話す力、
自分の言葉で表現する力。求められます。
埼玉県の、
面接評価ポイントです。↓

Screenshot
面接の「正解」は示されてるので、
対策を万全にしときたいですね。
②自己評価資料(自己PR書)の提出が必要
次に重要なのが、
「自己評価資料(自己PR書)」の提出。
事前に高校に提出。
面接は、この資料を元に実施されます。
「自分の何をアピールするか」。
しっかり考えておく必要があります。
例えば…
- 学級委員や部活動の経験
- 趣味・特技・目標
- 頑張ってきたこと・乗り越えたこと
中学生の段階で、
これらを言葉にするのは難しいかもしれません。
ですが、それを中学生活の中で少しずつ練習しておくことが、将来的にも大きく役立ちます。
Screenshot
こちらが、(新)自己PR書。↓
③特色選抜と特色検査とは?
そしてもう一つの注目が
「特色選抜」「特色検査」。
これは、高校が独自に設定できる制度。
以下のような内容が含まれます。
- ・特定教科だけ配点を上げる
(例:英語だけ150点満点に) - ・実技試験や小論文を実施する
いわゆる「傾斜配点」ですね。
例えばですがもし、
英語に傾斜配点が採用された場合。
「英語が得意!」というお子さんにとっては、強みを活かせる制度です。
ただし学校ごとに内容が異なるため、
志望校を早めに絞って、準備することが大切です。
■ なぜ入試制度が変わるの?
今回の改革には、
「一芸に秀でた子にもチャンスを広げたい」
という狙いがありそうです。
たとえば…
- 運動が得意な子
- 特定教科が飛び抜けてできる子
- 人前で話す力に優れている子
そんな子たちが活躍できるように、
志望校の選択肢の幅を広げていこう、
という流れ。
もともとは、
私立高校がそこは得意でしたよね。
「推薦入試」に関しては、私立がプロです。
しかし公立(県立)高校も、
少しでも幅広くの生徒さんを獲得しよう。
・授業料無料化
・入試制度改革
などに、その意図があるのかもしれません。
今や大学入試でも、
小論文や面接を重視する「推薦型選抜」が主流になっています。
高校入試も、
そこに合わせて「学力+人間性」の時代にシフトしているわけですね。
■ 学習空間としての対応
学習空間では、
こうした入試に対応していきます。
- 面接の練習
→ 模擬面接・フィードバックを実施 - 自己PR書の書き方
→ 添削指導を実施 - 小論文対策
→ 書き方指導+実践演習
もともと学習空間の理念は、
「生徒を育てる」です。
「勉強を教える」だけではありません。
とはいえ今回、
内申点に「部活動実績や英検などの検定の加点」が無くなります。
テストの成績や入試本番の実力(学力)。
より重要になることは間違いありません。
それに加えて、
・自分を知る
・自分の言葉で自分のことを伝える。
その能力が、より見られるようになる。
(面接や自己PR書などで)
てことですね。
学習空間では、
今後も最新情報をお届けしながら、全力でサポートしてまいります。
posted by本橋
(埼玉西部エリア・入間扇台&桶川西教室)
学習空間 坂戸西教室
学習空間 桶川東教室
学習空間 桶川西教室
学習空間 入間藤沢教室
学習空間 入間扇台教室
学習空間 鴻巣西教室
学習空間 川越南教室
学習空間 北本教室
学習空間 上尾西教室
学習空間 本庄南教室
学習空間 坂戸東教室