問われていること

個別指導塾の学習空間、甲府西教室の河手です!
2021年が始まって早1ヵ月が経ちました。
コロナウイルスの影響もあり、例年に比べて、何なく年が明けた感じがしない中でのスタートであったように個人的には感じます。
しかし、今年から導入された大学入試共通テスト、また山梨県内では公立高校の前期入試と、受験生にとっては進路を決める山場が確実にこの1ヵ月でありました。
状況はどうであれ、1日1日の大切さは、いつでも変わることがない。
当たり前のことを心に留めて日々の指導に邁進していこうと思います。

冒頭の前期入試については、先日結果が発表され、幸い私の教室の生徒は全員内定となりました。
合格は通過点ということを受験生には常に伝えているため、文字通り「通過点」なのですが、やはり生徒の希望が叶うのは素直に嬉しく思います。
その一方で、合格を聞いた時に講師として伝えなければならないこととして、まだ進路が決定していない同級生への配慮を求めることが挙げられます。極めてシンプルなのですが、普段通り、集中して取り組んでもらいたい。これに尽きます。
そのような取り組みが出来てこその通過点でもあります。

そんな生徒達との対話の中、教室では高校入試の後期試験に向けて、先週の日曜日から直前講習を開始しています。
直前講習の流れは極めてシンプルに以下の通りです。

本番と同じように一斉に時間を計って5教科を解く。
講師が採点する。
返却し、生徒が直しを行う。
講師と課題を共有し、月曜日からの塾でのカリキュラムに反映させる。

指導する側として常に伝えていることは「制限時間内でのベストの得点を目指すこと」と「1教科毎に自分に100%承認を与えて次に進むこと」です。
この2点の真意は、まず、分からない問題にこだわり過ぎて、本来出来たであろう問題を解けないことのないようにすること。
これは良い意味で完璧主義を捨てることでもあります。
また、国語が終わって、感覚的に今一つの場合も考えられる。しかし、それは変えられない範疇です。その意味でもベストを尽くした自分を肯定して、次の社会へ、そしてまた次へと切り替えていく心の姿勢を身につけてもらいたいということにあります。
この2つについては、直前講習に限らず、模試開催に時、定期試験の前などに、年齢に関係なく、何度も何度も伝えています。
教科と教科の間は5分しか取っていない中で、その度に伝えますが、いつも生徒達はしっかり聴いてくれて、有難いです。

また5教科受験した後の直しでは、答えは渡さずに、解き直しを行いますが、この時もこちらが指導すべきなのは、結果以上に本番中のベース配分の確認です。知識不足で出来なかったことが分かったら、覚えるのみですが、出来なかった原因が全体を通してのベース配分にあるなら、それを普段から意識しなければならないからです。
事実、昨日も国語で、時間が足りずに最後の作文が全く書けず、しかし、その前までの正解率はとても良かった生徒がいました。
こんな時も基本、まず出来ていたことについては承認を与えるようにしています。
その上で、時間の部分を考えてもらう指導でありたいと思っています。

そんなことを考えると、やはり人にとって限られた時間をどう使うのか。
それこそ、試験に限らずですが、常に各個人に問われていることになります。
自分に承認を与えつつ、改善が出来る部分があるなら、ほんの少し楽しむ気持ちを持ちながら、チャレンジしていく。
指導を通して、生徒全員とそれを共有し、実践出来たら、最高です。
昨日の余韻に浸りつつ、時間を大切にします。
ではまた。

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