個別指導塾の学習空間、甲府西教室の河手です!
7月に入りました。
つい先日投稿した学習空間プラス(家庭教師)の方でも触れましたが、開催が危ぶまれていた東京オリンピックも数週間後に開幕するようです。
私個人としては、コロナのこともあり、まだ開催されるという実感がいまひとつですが、、各競技の代表決定のニュースを目にする毎に、選手の皆さんには、頑張って欲しいという気持ちになります。
つい先日、日経新聞にサッカー横浜FCの三浦知良選手の話が載っていました。
その中で「東京五輪が迫り、様々な競技で選考に道を阻まれる選手がいることだろう。4年に1度、あるいは最後のチャンスかもしれない舞台から脱落するのは、つらい。でも、落選からが人生は山場なんじゃないかな。」と三浦選手の言葉で書かれてありました。
ご存じの方も多いと思いますが、三浦選手ご自身もワールドカップ直前で、代表から落選した経験をお持ちです。
しかも当時の三浦選手の立場は、日本サッカー界を文字通り牽引してきた、まさに最大の功労者と誰もが認める状況でした。
当時の会見で「代表の誇りは向こうに置いてきた。」と気丈に語られていたのを、私も覚えています。
そのこともあり、「落選からが人生は山場」という言葉には深い説得力と重みがあります。
1学期の期末テストが多くの学校で終了し、結果が返ってきました。
満足のいく結果であった生徒もいれば、そうでない生徒も少なからずいます。
ただ、改めて思うのは結果に対する受けとめ方が、最も重要だということです。。
私の教室でも次のようなことがありました。
数学の学年平均が30点台だったのに対し、70点くらいの生徒が数名いたのですが、前回の点数が良かっただけに、それを基準にして落胆するのも頷けます。
半面、平均点が30点台だったのだから、いいじゃんと、むしろこれは指導する私も含めて取りたくなる思考です。
実際は、どちらの思考が正しいわけでも恐らくないのだと思います。
どちらも一理あるわけなので。
私個人は、テストの内容を確認したうえで、生徒達に次のように声をかけました。
「客観的にみて、確かに計算も含めて簡単ではなかった。得意な子でも恐らく時間ギリギリに終わるぐらいだと思う。ただし、決して特別な知識を聞いているわけではない。できる人は勿論できる。改めていつも教えている文の読み方と、見直しする時間は最初からないと想定して普段から1回目で正解しようと取り組んでいる自分がいるかを確認して欲しい。」と。
冒頭で紹介した三浦選手の記事は次にような三浦選手の言葉で結ばれていました。
「過去に起こったことは変えられない。でも起こったことの意味なら変えられる。負でしかない出来事も、頑張りようでその意味を、ダイヤモンドのように光らせることができる。」
厳しさの中にも温かさがある、多くの人の背中を押してくれる言葉のように思います。
また正の出来事さえも、さらなる輝きにするか、奢りにするかも一人一人に問われることです。
1日1日が大事。
気持ちはオリンピックの選手と、その意味で変わることはない。
オリンピックで幕を開ける2021年後半を、そんな気持ちを生徒と共有して、進んでいきたいと思います。
ではまた。