人は何のために学ぶのか

個別指導塾の学習空間、昭和田富教室、学プラ担当の河西です。

突然ですが、皆さんは「人は考える葦(あし)である」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。圧力の仕組みを発見したパスカルの哲学です。

葦(あし)というのは水辺に生えているイネのような細い草です。パスカルは人間をこの草のようにか細い存在に例えつつも、「考える」ことができるのが取り柄であり、人として生きる意義であると考えていたようです。

何故急にそんな話を、と思うかもしれませんが、ふとタイトルのように考えることが多くなったのが理由です。
「何のために勉強をするのか」、「なぜ学校に通わないといけないのか」、「今やっていることが一体何の役に立つのか」、それらがよくわからなくなってやる気が出なくなってしまうこともは少なくないでしょう。

一般的に小、中、高校にいる時間は一日約8時間、部活を含めると10時間を超えることもあります。それだけの時間をほぼ毎日費やすと考えると、何かしらの意義がないとやっていられなくなるというのが正直なところです。

では、何のために勉強をしているのか?大抵の場合、「将来のため」と言われることが多いですが、それだけで納得して頑張るというのは中々しんどいです。
そこで、自分の考えを一つ。勉強とは、「わからないことを整理して、自分に解説できるようにする」ためにやります。

長い!なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが、一言でいえば「読解力」です。調べ物をするにも、何かの説明書を読んで理解するにも、人と会話をするにも内容を理解する力は必須です。そして、それらを身に付けつつ、大体の職業を目指していける知識を手に入れられるのが、義務教育だと思います。

もっとも、この自分の考えも一つの例に過ぎないので、もっとふさわしい理由もあるかと思います。大事なことは、パスカルも重視した「考える」ことをなるべく続けることです。
こんなに長い文章に付き合ってくださった方は、きっとそれができることでしょう。

もっとも、考えるのがしんどくなって、何も考えたくない時もあるかもしれません。(というか自分は1日1回はあります。)そういう時はストレス解消の要領で切り替えていきましょう。そしてまた学び、考えていきましょう!

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