「花火」という訳はなぜ美しいのか

個別指導塾の学習空間、千葉北総エリア西白井教室・鎌ヶ谷教室担当の大野です!

2026年5月30日、
3年ぶりに開催された足立の花火

2026年12月26日、
13ぶりに復活がニュースになっていた
高滝湖の花火大会

これからの季節、
花火大会が各地で
多くなってくる時期だと思います。

そんな「花火」

英語では、firework
fireworkを字面だけ見れば
fire(火)work(作品;お仕事)
火の作品」や「火のお仕事」という感じ。
ドイツ語のfeuerwerkも同じような構成になっています。

その他、
イタリア語、スペイン語、フランス語など
「ロマンス諸語」と呼ばれる言語たちは
「artific」という表現を含み
「人工的な」、「芸術的な」といった構成になっています。

「ロマンス諸語」では、
人工的であることに芸術を感じている
部分が面白いですね。

英語のartificialには
「人工的な」という訳の他に
「不自然な、見せかけの」なんて訳もされています。

対を考えると、
「人工的」でないとすれば、「自然」なのでしょうか。
そして、
そこに芸術を見出すのは難しいということでしょうか。

Artificial intelligenceでおなじみの「AI」
AIに
芸術的な部分を感じたことはありますか?

最近YouTubeで
AIが作曲を手掛けている
動画を見かけたことがあります。

an answerが見られるコメント欄を見てみると
「AIに感動させられた」
なんてものもありました。
「artific」なものが、
人の心を動かしている例
ですね。

さて、色々脱線しましたが、
本題の「花火」ですね。

他国の「花火」の捉え方を
その言語表現から見てきましたが、
日本はどうでしょうか。

広辞苑(第七版)を引いてみると、「はなび」には
『花火・煙火』
とあります。
「煙火」の方は中国に同様の表現があることから、
中国由来と考えられます。

火薬や発色剤を混ぜ、
火をつけ空に打ち上げると、
「花」が咲いたような形になり、
その跡形には「煙」が残る。

まあこんな流れからの名づけだとは思います。
色とりどりな様子からも
それぞれ違った「花」を連想させられます。

「花」には、「あや(綾)」という意味や訓読みがあります。
「あや(綾)」とは模様のことですね。

「あや」と訓読みする漢字には他に
「綾・文・彩・絢」などがあります。
今挙げた漢字に共通する
糸偏や「文」から
縄文土器が思いつきました。

縄文土器には、
縄目模様の文様が刻まれています

そう、「人工的」に。

縄文時代の先人たちのように、
職人さんたちが空に模様を作り上げる、
その過程にも
芸術的なもの
を感じながら、
「はなび」を楽しみたい夏にしたいですね。

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