静岡県立富士宮東高校の
偏差値・内申点・入試対策
完全解説
普通科・福祉科それぞれの合格ボーダーライン・学調目標点を徹底検証。各学科の特色に合わせた実戦的な入試対策ガイド。
📝 普通科:内申 28〜31 / 福祉科:26〜28
🤝 福祉科:公立高で貴重な介護福祉士取得学科
🏫 創立110年を超える地域に愛される伝統校
富士宮東高校の基本情報と学科の特徴
静岡県立富士宮東高等学校は、富士宮市外神に校舎を構え、部活動の活発さとアットホームな校風で知られる伝統校です。地元では「宮東(みやとう)」の愛称で広く親しまれています。
宮東の魅力は、一人ひとりの進路や興味に柔軟に対応する充実した教育システムにあります。多彩なコースから自分に合った学びを選べる「普通科」と、静岡県東部地区の公立高校でも極めて貴重な、介護や医療の専門資格を取得できる「福祉科」の2つの学科が設置されています。
- 普通科:2年次から「文系コース」「理系コース」への選択に加え、美術やデザイン、音楽などの専門表現を深められるコースも用意。生徒個々の「やりたいこと」を形にする手厚い進路カリキュラムが魅力です。
- 福祉科:福祉の専門知識や技術を基礎から体系的に学び、在学中に国家資格である「介護福祉士」の受験資格取得を目指します。医療・介護の現場を体感できる手厚い外部実習も大きな特色です。
【学科別】偏差値・内申点・合格ラインの目安
富士宮東高校は普通科と福祉科で目標ラインが異なります。第1段階選抜(内申点順の足切り)を突破し合格を確実にするため、まずは各学科の内申点目安のクリアを優先しましょう。
| 学科 | 判定 | 内申点目安 (9教科) | 当日点目安 (250点満点) | 状況と合格戦略 |
|---|---|---|---|---|
| 普通科 | 安全圏 | 32〜34以上 | 135点以上 | 内申点でしっかりリード。当日のテストで大きな失点をしなければ安心。 |
| 合格可能圏 | 28〜31 | 115〜125点 | ボーダー 最も受験生が集まるゾーン。当日のテストで平均点をきっちり死守する対策が必要。 | |
| 共通枠下位 | 危険圏 | 26以下 | 140点以上が必要 | 要強化 内申点で第1段階の足切りにかかりやすいため、第3段階を狙って当日テストでの高得点が必要。 |
| 福祉科 | 安全圏 | 29〜31以上 | 120点以上 | 福祉に対する明確な適性とやる気があり、内申点も基準を超えていれば非常に有利。 |
| 合格可能圏 | 26〜28 | 105〜115点 | ボーダー 定員が1クラス(40名)のため倍率が急変動しやすい。面接の重要度が非常に高い学科です。 |
富士宮東高校では、出願時に「普通科」と「福祉科」の間で第2志望を申請することが可能です。もし第1志望の学科に数点届かず不合格になっても、もう一方の学科の合格ラインに達していれば、自動的にそちらの学科でスライド合格が判定されます。チャンスが2倍になるため、両学科の動向をうまく活用しましょう。
【学科別】学調(県学調)の目標点数
中学3年生の9月と11月に実施される「静岡県中学校学力診断調査(県学調)」は、受験校を確定する際の最重要データです。
| 学科 | 合格可能圏(最低ライン) | 安全圏(目標ライン) |
|---|---|---|
| 普通科 | 115〜120点 | 135点以上 |
| 福祉科 | 100〜105点 | 120点以上 |
- 普通科は120点以上、福祉科は105点以上を11月の第2回学調でマークできているかどうかが、進路相談で確実なGOサインを出す目安になります。
- 目標に届いていない場合は、応用問題に無理に手を出すよりも、各教科の大問1(基礎知識・基本計算)や理社の一問一答をパーフェクトに仕上げることで、短期間でも15点前後のアップが可能です。
入試制度のしくみ(裁量枠と共通枠)
富士宮東高校の選抜は、「学校裁量枠」と「共通枠(3段階選抜)」の2つに分かれて合否が決定します。
- 主に普通科において、陸上競技、野球、ソフトテニス、バスケットボールなどの部活動を中心に、中学校時代の優れたスポーツ実績を評価する裁量枠が設けられています。
- 当日は実技検査等が実施されるケースが多く、高校でも該当の部活動を継続してチームに貢献する強い意志を持つ受験生が対象となります。
受験者全員を内申点順に並べ、定員内の上位層を抽出します(普通科:29〜30以上、福祉科:26以上が目安)。その中から当日の入試テストの点数が高い順に合格を出します。内申基準を満たすことが合格率を飛躍的に高める鍵です。
中学校時代の生徒会、学級・委員会活動、部活動の成績、ボランティア活動、皆勤、面接の態度が特に優秀な生徒を選抜します。
テスト点数、内申点、面接、調査書のすべてをバランスよく総合的に判断し、残りの合格者を決定します。
教科別入試対策のポイント
宮東の合格ライン(110〜125点以上)を確実にクリアするためには、難度の高い発展問題で得点を狙うよりも、**「基礎・標準問題をケアレスミスなく正解する」**ことが最も重要です。
- 大問1の計算・方程式、大問2の小問集合(計20点分)は確実に満点を取るため過去問を繰り返し解き直す。
- 確率、関数問題の(1)など、毎年出題のされ方が決まっている標準的な基本問題を確実に得点源にする。
- 難度の高い図形の証明は、解ける部分(等しい角や共通な辺)を記述して1点でも多くの部分点を狙う。
- リスニング問題は配点が高いため、教科書の音声や過去問CDを用いて耳を慣らしておく。
- 長文読解は時間を意識し、設問を先に読んでから、答えに該当する記述を本文中から探す。
- 英作文は難しい文法に挑戦せず、使い慣れた確実な主語・動詞の構成で書いて減点を徹底して防ぐ。
- 漢字の読み書き、主語・述語の関係などの知識問題で確実に得点を積み上げる。
- 作文(指定された条件・文字数)のルールを守り、学校や塾の先生と減点を防ぐ練習を行う。
- 記述解答は、的外れな記述を避けるため「〜のこと」「〜だから」などの結びの言葉を問いに合わせる。
- 生物・地学分野(植物、人体、火山、天体など)の重要用語の暗記を徹底し、ここで確実に得点を稼ぐ。
- 物理・化学の計算分野は、公式の基本的な使い方のパターンを過去問ベースで繰り返し解き直す。
- 実験の手順や、実験結果の理由を答える典型的な記述問題の対策。
- 地理の基本地図、歴史の各時代の流れと代表的な出来事を時代の節目ごとに整理して覚える。
- 公民分野は憲法、三権分立、経済の基礎などを暗記問題を中心にマスターする。
- グラフや歴史資料を見て、その理由を簡単に日本語で説明する記述対策を強化。
面接対策のポイント
富士宮東高校の集団面接では、伝統校らしい「ハキハキとした明るく元気な態度」が好印象を与えます。特に福祉科を志望する生徒は、学科への熱意を具体的に伝えられるよう準備が必要です。
- 普通科:「なぜ富士宮東高校を志望しましたか?」
⇒「部活動に本気で励みながら、2年次から自分の興味に合わせて美術や多彩なコースを選べるカリキュラムに魅力を感じたから」など、個性を伸ばせる環境に惹かれた理由を伝える。 - 福祉科:「なぜ福祉科を選びましたか? 将来どう活かしたいですか?」
⇒「高校生のうちに介護福祉士の国家資格を取得し、将来は高齢化社会を支える介護・医療の現場で活躍したいから」「学校で行われる手厚い施設実習を通して、生きたケアを学びたいから」など、明確な目的意識をアピールする。 - 共通の質問:「中学校生活で一番印象に残っていることは何ですか?」
⇒部活動や委員会、行事での経験を述べ、「そこで得た成長を高校生活でどう活かしたいか」をハキハキと答える。
受験スケジュールと重要イベント
宮東合格に向けて、中3の1年間でどの時期に何をすべきか全体の流れを把握しておきましょう。
普通科の魅力的なコース紹介や部活動見学、福祉科独自の専門的な介護体験・実習見学などが行われます。志望学科を絞るための最も重要なイベントです。
夏休みの受験勉強の成果を確認する最初の大きな実力テスト。普通科は110点以上、福祉科は95点以上を最初の目安に。
志望校決定に最も直結する重要な関門。普通科「115〜120点以上」、福祉科「100〜105点以上」をマークできるよう対策を徹底します。
2学期の内申点(普通科目安28〜31以上、福祉科目安26以上)と学調の結果をもとに、普通科・福祉科への出願を中学校の先生と決定します。
1日目に5教科の学力テスト(記述式)、2日目に集団面接が行われます。これまでの努力を信じて、全力で臨みましょう。
進路実績・学科それぞれの高い進路達成率
富士宮東高校は、生徒一人ひとりの個性に寄り添った進路指導が特徴です。普通科からは4年制大学や看護医療・美術系の専門学校へ、福祉科からは国家資格を強みにした専門職への就職や大学進学で高い実績を誇っています。
| 学科 | 主な合格・就職実績 | 特徴と強み |
|---|---|---|
| 普通科 | 常葉大学、神奈川大学、日本大学、東海大学、各種看護専門学校、美術・デザイン系専門学校など | 個性を活かしたAO(総合型選抜)や推薦入試での4年制大学・専門学校合格者が多いのが特徴。伝統校ならではの指定校推薦枠も豊富に保有しています。 |
| 福祉科 | 聖隷クリストファー大学、各種看護・リハビリ系専門学校、県内・地元の主要福祉施設・医療機関など | 在学中に「介護福祉士」の国家資格を取得できるため、専門職としての就職率は毎年ほぼ100%を誇ります。近年は、福祉系4年制大学や看護学校へ学校推薦で進学する道も大変盛んです。 |
まとめ:富士宮東高校合格へのチェックリスト
- 内申点は普通科「28〜31以上」、福祉科「26〜28以上」をキープ! 提出物の期限遵守や小テストの対策、前向きな授業態度を徹底し、内申点の第1段階クリアを目指しましょう。
- 県学調の目標は普通科「115点以上」、福祉科「100点以上」! 苦手科目で大幅な足引っ張りを防ぐため、数学の大問1の計算や理社の一問一答などの基礎を確実に正解できる力をつけること。
- スライド制度(第2志望)も考慮する! 普通科・福祉科ともに魅力的なカリキュラムが整っています。入試の仕組みを理解し、自分の興味のある分野へ果敢に挑戦しましょう。
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