👑 富士市立高校の
偏差値・内申点・入試対策
完全解説
総合探究科(特進/探究)・スポーツ探究科・ビジネス探究科の合格ライン・学調目標点を徹底検証。学科間の「スライド合格」や入試対策ガイド。
📝 内申点 28〜36以上(コース別)
🔄 学科間・コース間の第2志望スライド合格あり
🏫 先進的なICT教育と抜群の探究学習実績
富士市立高校の基本情報と3つの学科の特色
富士市立高等学校は、富士市比奈に校舎を構える、全国的にも先進的なICT・探究学習プログラムで知られる市立高校です。地元では「市高(いちこう)」や「富士市立」の愛称で広く親しまれています。
2013年の大規模な改編により、すべての学科が「社会に繋がる探究」を軸とした3つの学科に生まれ変わりました。全教室にプロジェクターが完備され、1人1台の端末を活用した授業など、近未来的な学習環境のもとで生徒たちが主体的に学んでいます。
- 総合探究科 特進コース(S):国公立大学や難関私大への現役合格に特化。ハイレベルな授業、手厚い補習、手厚い個別添削で一般選抜を勝ち抜く学力を養成します。
- 総合探究科 探究コース(A):文系・理系の枠を超え、ゼミ形式で地域や世界の課題を解決する「探究学習」を深く実践。総合型選抜や学校推薦型選抜での私大・専門進学に抜群の強みを持ちます。
- スポーツ探究科(P):サッカー、野球、陸上、ソフトテニスなど強豪部活の精鋭が集結。トップレベルの競技力向上とともに、スポーツ科学やチームマネジメント、コーチングを専門的に学びます。
- ビジネス探究科(B):マーケティング、会計、プログラミング、eコマース(電子商取引)などITと商業を融合。地元の企業や自治体と連携した商品開発や、ビジネスプランコンテストにも積極的に挑戦します。
【学科・コース別】偏差値・内申点の合格目安
富士市立高校は、学科やコースによって合格ラインが大きく異なります。静岡県の公立入試の第1段階選抜をクリアするため、希望の学科のボーダー内申点を確実に把握しておきましょう。
| 学科・コース | 偏差値目安 | 内申点目安 (9教科) | 当日点目安 (250点満点) | 選抜の特徴と合格戦略 |
|---|---|---|---|---|
| 総合探究科 【特進コース】 |
54〜55 | 34〜36以上 | 155〜165点 | 市高の最難関。内申第1段階突破には34以上が絶対条件。当日点重視の選抜。 |
| 総合探究科 【探究コース】 |
49〜51 | 31〜33 | 130〜140点 | 最も志願者が多く、倍率が高くなりやすい激戦区。平均点を確実に超える力が必須。 |
| ビジネス探究科 | 46〜47 | 29〜31 | 115〜125点 | 内申29〜30辺りが激しいボーダー。当日の小論文(記述)や部分点を手堅く取る練習を。 |
| スポーツ探究科 | 46〜47 | 28〜30 | 110〜120点 | 内申28以上が目安。当日の学力検査に加え、学校独自の実技検査(スポーツ能力テスト)の配点比率が極めて高い。 |
【学科・コース別】学調の目標点数
中学3年生の9月・11月に実施される静岡県学力診断調査(県学調)は、三者面談で富士市立高への出願GOサインが出るかの最重要指標となります。
| 学科・コース | 合格可能圏(最低ライン) | 安全圏(目標ライン) |
|---|---|---|
| 総合探究科 【特進コース】 | 155点 | 170点以上 |
| 総合探究科 【探究コース】 | 130点 | 145点以上 |
| ビジネス探究科 | 115点 | 130点以上 |
| スポーツ探究科 | 110点 | 125点以上 |
入試制度のしくみ(スライド合格の罠に注意)
富士市立高校の入試選抜を勝ち抜くために、独自の「第2志望制度(スライド合格)」と「スポーツ探究科の選抜基準」を必ず頭に入れておきましょう。
富士市立高校では、出願時に同じ学校内の他の学科・コースを「第2志望」として申請することが可能です。
(例:第1志望:総合探究科【特進】 ⇒ 第2志望:総合探究科【探究】)
(例:第1志望:ビジネス探究科 ⇒ 第2志望:総合探究科【探究】など)
これにより、第1志望の合格ラインに僅かに届かなかった場合、自動的に第2志望の学科の志願者の中に組み込まれ、再度合否が判定されます。「市高に何としても入学したい」という生徒は、この第2志望を必ず記入しておくのが鉄則です。
スポーツ探究科の共通枠選抜では、当日の5教科テスト(250点満点)のほかに、学校独自の実技検査(運動能力テストや専門種目の実技)が課されます。この実技評価が非常に高く設定されているため、中学校時代に県大会等で優れた実績を残している生徒や、当日の実技で突出した能力を見せた生徒は、多少テストの点数がボーダーを下回っていても逆転合格しやすい仕組みになっています。
教科別入試対策のポイント
市高の合格をもぎ取るためには、高倍率の戦いになるため「誰もが正解する問題でのケアレスミス」は致命傷になります。基礎点を確実に守りながら、記述問題の部分点をもぎ取る強さが求められます。
- 大問1の計算・基本小問(20点分)は毎日時間を測って演習し、100%の正解率とスピードを体に叩き込む。
- 1次関数・2次関数のグラフ問題や、標準的な確率問題など、静岡県の過去問パターンを徹底攻略。
- 特進コース志望者は、後半の難度の高い図形の証明問題で、論理的なプロセスを正しく記述して満点を狙う。
- リスニング問題は大きな得点源。過去問を使って、質問の意図を素早く日本語でメモする癖をつける。
- 長文読解問題は設問を先に読み、本文から答えに該当する文を逆引きして探すことで時間短縮を図る。
- 英作文は、主語+動詞が明確なシンプルな文構造(中1〜中2レベル)で書いて、スペル・文法ミスを完全に排除。
- 漢字の読み書き、主語・述語の関係などの知識問題で確実に得点を積み上げる。
- 作文(指定された条件・文字数)のルールを厳守し、学校や塾の先生と減点を防ぐ練習を行う。
- 記述問題は、的外れな記述を避けるため本文のキーワードを抽出し、末尾の結び(〜のこと、〜だから)を問いに合わせる。
- 生物・地学分野(植物、人体、天気、天体など)の重要用語の暗記を完璧にし、ここで確実に得点を稼ぐ。
- 物理・化学の計算分野は、公式の基本的な使い方のパターンを過去問ベースで繰り返し解き直す。
- 実験の手順や、実験結果から導き出される理由を答える典型的な記述問題の対策。
- 地理の基本地図、歴史の各時代の代表的な出来事を出来事の「原因と結果」で整理して覚える。
- 公民分野は憲法、三権分立、経済の基礎などを暗記問題を中心にマスターする。
- グラフや歴史資料を見て、その理由を簡単な日本語で説明する記述対策を強化。
面接対策のポイント
富士市立高校の面接では、すべての学科で「探究学習」を掲げているため、「自ら主体的に学ぶ意欲があるか」が非常に重視されます。ハキハキとした態度で明確に答えましょう。
- 総合探究科(特進・探究):「高校でどんな探究テーマに挑戦したいですか?」
⇒「地域の過疎化問題について、ICTを活用した解決策をゼミで探究したい」「国公立大学進学という高い目標に向け、特進クラスの仲間と切磋琢磨したい」など具体的な意欲を示す。 - ビジネス探究科:「興味のあるビジネスやITの分野は何ですか?」
⇒「地元の特産品を活かしたeコマース(ネット販売)の仕組みやマーケティングを学びたい」「ビジネスプランコンテストに挑戦したい」など、商業や社会への関心を述べる。 - スポーツ探究科:「高校での部活の目標と、スポーツ科学への興味は?」
⇒「〇〇部で全国大会出場を目指すとともに、スポーツ探究科で科学的なトレーニング理論やチームマネジメントを学び、将来に活かしたい」など、競技力と理論への意欲をセットでアピールする。
受験スケジュールと重要イベント
市高合格に向けて、中3の1年間でどの時期に何をすべきか全体の流れです。
各探究科のプレゼンや、最新のICT設備を使った体験授業、活気ある部活動見学が行われます。市高ならではの魅力を体感する必須イベントです。
夏休みの勉強成果を確認する最初の大きな実力テスト。特進コースは150点以上、探究コースは120点以上、ビジネス・スポーツは105点以上を最初の目安に。
志望校決定において最も直結する重要な関門。ここで合格可能圏内の点数(学科別目安)を確実にマークできるよう過去問演習を徹底します。
2学期の内申点が確定。市高の高倍率を想定し、第2志望にどの学科・コースを設定するかを中学校の先生と綿密に決定します。
1日目に5教科の学力テスト(記述式)、2日目に集団面接(スポーツ探究科は実技検査も)が行われます。笑顔でハキハキと臨みましょう。
進路実績・推薦や総合型選抜、多様な進路への高い合格実績
富士市立高校の特筆すべき強みは、3つの探究科で培われる「プレゼン能力」や「小論文・面接の圧倒的な強さ」にあります。これを武器に、近年は国公立大学への合格者を着実に増やしているほか、早慶上理・GMARCH・関関同立をはじめとする有名私立大学への推薦・総合型選抜での合格実績が非常に手厚いのが特徴です。
| 学科・コース | 主な合格・進路実績 | 進路の特徴と強み |
|---|---|---|
| 総合探究科【特進】 | 静岡大学、静岡県立大学、山梨大学、信州大学、千葉大学、横浜国立大学などの国公立大学、早慶上理、GMARCHなど | 一般選抜を勝ち抜くカリキュラムを組み、国公立記述試験や共通テスト対策に特化。少人数指導で現役国公立合格率を高めています。 |
| 総合探究科【探究】 | 常葉大学、神奈川大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、各種看護・医療系学校など | 3年間の探究活動ポートフォリオを武器に、「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜」で中堅〜有名私大へ抜群の現役合格実績を誇ります。 |
| ビジネス/スポーツ | 地元優良企業、金融機関(しずおか焼津信用金庫など)、スポーツ・経済系大学、公務員(富士市役所、警察・消防など) | ビジネス科は資格と実践力を活かした事務職・総合職就職、または商業推薦での大学進学。スポーツ科は体育系大学への進学や、高卒公務員試験に非常に強い実績を持ちます。 |
まとめ:富士市立高校合格へのチェックリスト
- 内申点は希望の学科・コースの目安を死守! 特進なら「34〜36以上」、探究なら「31〜33以上」、ビジネス・スポーツなら「28〜31以上」を2学期に必ず確保しましょう。
- 「超高倍率」を想定した当日点対策を! 市高は県内でもトップクラスの人気校です。倍率が1.3倍を超えてもビクともしないよう、数学の大問1〜2や理社の一問一答などの基礎点を完全にノーミスにする徹底的な基礎固めを行うこと。
- 第2志望スライド制度と面接対策を味方に! 万が一に備えた第2志望の申請を行い、面接では「市高で〇〇な探究活動を頑張りたい」という主体的な熱意を自分の言葉でハキハキとアピールできるよう準備しましょう。
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