個別指導塾の学習空間、千葉北総エリア西白井教室・鎌ヶ谷教室担当の大野です!
今回は、半年に一度の自由研究シリーズ!
ちょっとした「ひらがな表記」と「カタカナ表記」
の疑問を自由研究してみた!
という内容でお届けできればと思います。
★以下の記事の中での表記について★
言語表現の表記の区別について扱うことが多く、
表記による説明の混乱を避けるために、
「hiragana」と「katakana」と大別した。
まず「hiragana」と「katakana」を
「形・音・義(=意味)」の観点から比べると、
「形・義」について差が生じることが見られる。
今回は、この「形・義」を軸に考察を進めていく。
では「katakana」から。
「katakana」表記の中には、
「義」について、大きく2つの特徴に分けられると考えます。
①外来性がある
②外来性がない
①外来性がある
・ペン、ファイルなど外国語由来の語
・パン、マンションなどの和製英語
→詳しくは、文化庁が挙げている以下を参照。
外来語(カタカナ)表記ガイドライン 第3版
②外来性がない
・擬音語、擬態語(例:ワンワン、キラキラ)
・生物学的な対象として扱う表現(例:ヒト、サクラ)
・象徴、記号としての表現(例:ヒロシマ、ナガサキ)
・無機質(非人間的)、冷徹的な表現(例:サヨウナラ、ヨロシク)
・俗語、隠語的な表現(例:ハマる、ヤバい)
ここから問題として取り上げていきたいのが
②の方である。
ここで「形」について軽く触れる。
②の中には、通例「hiragana」表記になるものもある。
しかし、特定の意図を持たせる役割で「katakana」表記として表現されている。
これは実は逆もあり得る。
通例「katakana」表記のものが、「hiragana」表記になる場合である。
・印象の柔らかさ、幼さを表現(例:アイス→あいす)
・外来語が日本語に定着した表現
(例:タバコ→たばこ(tabaco)、カルタ→かるた(carta))
→これは、完全な同化ではないが、
外来性を弱める方向の表記変化として位置づけられる。
【考察①】
・語の義を変化させる役割として
「hiragana」→「katakana」、「katakana」→「hiragana」の両方のパターンがある。
・変化のパターンが、「hiragana」→「katakana」は「広義」→「狭義」だが、
「katakana」→「hiragana」は「狭義」→「広義」の傾向があるのではないか。
次に「hiragana」について。
「hiragana」は先述したように、
「形」としては、
・印象の柔らかさ、幼さを表現
する特徴を「katakana」→「hiragana」の変化の際に持つとした。
「義」としては、
・脱力感や冗談、かわいさを含む口語的な表現
(例:はやくかえりたい、つかれたー、ふなっしー)
→SNS・ネット文化による「ゆるさ」の演出があるとされる
「hiragana」には、漢字などが持つ文語的な側面に比べて、
口語的な、話し言葉に近い側面があると考える。
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ここから、
「hiragana」と「katakana」の両方に関連する
第三の文字を交えて深掘りしていく。
第三の文字とは、
「漢字」である。
「漢字」には、音読みと訓読みがあり、
音読みには「katakana」表記
訓読みには「hiragana」表記
が使われることが多い。
漢字を取り巻く「hiragana」と「katakana」。
ここではどんな働きを見せてくれるのか。
ここで1つ熟語を挙げよう。
「注意」
この熟語を訓読する(レ点を打つ)と、
「意(こころ)を注(そそ)ぐ」と読む。
読み方と表記を整理すると、
「チュウイ」(katakana)
「こころをそそぐ」(hiragana)
「注意」(漢字)
となる。
まず「形」に着目してみると、
(katakana)→直線的、音が強調されるという面で視覚的に目立つ
(hiragana)→柔らかさ、曲線的
(漢字)→複雑さ
というような印象がある。
一方、「義」に着目してみると、
(katakana)→(hiragana)→(漢字)の順で、
<抽象的→具体的>になっていないだろうか。
(漢字)における具体的とは、
意味が明確化されている
という面を見てこのように判断した。
また、(katakana)における抽象的とは、
「チュウイ」だけみても、
「注意、中尉、誅夷」など多義的に解釈できるものが多い
という面でこのように判断をした。
『特別な意図をもたない音読みの熟語』は、上記の通りだった。
では、その他はどうだろうか。
その他を整理すると、
・『特別な意図を持つ音・訓読みの熟語』
(ヒロシマ、ひろしま、広島)
(ケガ、けが、怪我)(ヒト、ひと、人)
・『外来語(当て字含む)』
(アイス、あいす、氷菓子)
の3つが挙げられる。
この3つを先ほどのように
「義」に着目してみると、
(katakana)→(hiragana)の順(漢字は除く)で
<狭義→広義>になっていないだろうか。
ここにも、(katakana)が「狭義」という点が見られる。
【考察②】
『特別な意図をもたない音読みの熟語』は、
「katakana」に抽象的、広義でも捉えられる側面を持たせている。
一方、『特別な意図を持つ音・訓読みの熟語』や『外来語』は、
「katakana」に具体的、狭義でも捉えられる側面を持たせている。また、『特別な意図をもたない訓読みの熟語』については、
読みを「katakana」表記すると、
『特別な意図を持つ訓読みの熟語』になると判断をした。
このため、
漢字で訓読みを「katakana」表記する際は、
狭義的な使われ方をしていると考えられる。
【考察①、②よりまとめ】
題名にもある
「ヒラガナ」や「かたかな」は変なのか、
この結論を出していこうと思う。
「ヒラガナ」
→平(ひら)、名(な)が訓読みと、
訓読みを多く含む熟語のため、『特別な意図を持つ訓読みの熟語』となり、
「ひらがな」表記より狭義の意味でこの言葉は使われている。
「かたかな」
→片(かた)、名(な)が訓読みと、
訓読みを多く含む熟語のため、『特別な意図を持つ訓読みの熟語』となり、
「カタカナ」表記より広義の意味でこの言葉は使われている。
意味の広さや狭さに着目していたら、
「ヒラガナ」や「かたかな」は、
「ひらがな」や「カタカナ」に比べて変
だということに気が付きますね!
「hiragana」と「katakana」で表記を変えていくことは、
漢字を取り巻く熟語を通して考えることで、
意味の広がり方を考え直すことが出来る。




















