秋日訪寺

個別指導塾の学習空間、長泉教室のモチヅキ★ヤスヒロです!

近所のお寺を散策していると、
お堂の近くに薄紫色の小さなコスモスが咲いているのを見ました。

帰りの花屋の店先ではガーベラのオレンジ色や
木の実の朱い色が光彩を放っていました。

秋が来た、と目にははっきりと見えないけれど、
街並みの色や匂いや吹く風の音で、
もう秋なのだと、はっと気づかされました。

名月や 池をめぐりて 夜もすがら
              
「空には名月があり、池にも月影がうつっている。
その美しさに心を奪われて、
池の周りを歩きながら眺めているうちに、
つい一夜を過ごしてしまった。」
季語:名月(秋)

という松尾芭蕉の俳句がありますが、秋の夜月は素敵ですね。
冷たい空気の中で冴え冴えと夜に映える姿には、肌寒さも忘れて、
しばしうっとりと眺め入ってしまいます。

今この月を、誰か眺めているのだろうか。
あの人も同じ夜空を仰いでいるのだろうか。
そんなことを自然と考えてしまいます。

秋夜の冷たい月の光は、浪漫や優しさを与えてくれます。

では、ここで私も一句詠ませてもらいます。

月今宵 子らを想いて 夜が更ける (子=生徒)

お粗末様でした。

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