個別指導塾の学習空間、静岡エリア長泉教室のモチヅキです!
先日、街中を散策している時のことでした。
交差点で中学生くらいと思われる少女の乗った自転車が、
歩いていた老紳士と軽く接触しました。
「痛っ」という老紳士の言葉には、
嘆きと同時に、心持ち憤りを含んでいるようにも聞こえました。
一瞬、目撃した人達の周りの空気は凍りつきました。
すると、その少女は、自転車を降りて、深々と頭を下げ、
「お怪我はありませんでしたか?大変申し訳ありませんでした。」と、
とても心のこもった謝罪をしました。
その言葉を聞いた老紳士は、平静さを取り戻し、そっと微笑んで
「大丈夫ですよ。お嬢さんこそ怪我はありませんでしたか?気をつけて行ってらっしゃい」
と優しい言葉をかえしました。
凍りつきかけた空気は一変し
あたりには、グッドバイブレーションな空気が立ちこめました。
その後、交差点は何事もなかったかのように、通常の姿に戻りましたが、
私の気持ちは、妙にすがすがしかったです。
少女の気持ちの入った言葉やふるまいと
それを受け取り、自らの痛みや憤りを優しさに転換させ、
少女に気持ちの入った言葉を返した老紳士の対応に
改めて、言葉とその伝え方、
そして、相手を思いやることの大切さを感じました。