個別指導塾の学習空間、長泉教室のモチヅキです!
気がつけば、スーパーの果物コーナーには柿や栗が並び、
陳列棚が、秋色に染まってきました。
ふと、考えてみると、その色や形、味や香り、
どんな木にどんな風に実っているか、
くらいは知っていますが、実を結ぶまでの姿や花の形、
細かな成長の過程などは詳しく知りません。
種子や苗から実りまでの過程、、、。
姿をかえていくありさまとその仕組み、、、。
そこにはまさに自然の神秘や不思議さがあり、
小さな生命の大きな存在があります。
果物が実になるには時間をかけて、
手間をかけて人が世話をします。
しかし、それだけではなく、
蝶や蜂が花を訪れて受粉を手伝うといったことや、
太陽の光、雨、土やミミズ、
さらには風だって大切な役割を果たしています。
目に見える形としての「実」を実りに至るまでの過程を含めて
見つめ直すことで自然界の様々な存在の繋がりが見えてきます。
そして、結果(実)だけに目を留めず、
プロセス(過程)に目を向けることの重要性にも気づくことができます。
たとえ、同じ時期に芽を出したとしても、
芽を出した場所によって、光の当たり具合、
風の通り具合、気温の様子も違ってきます。
様々な条件がそれぞれの成長を決定するのです。
「生きることは”変化”すること。」
個々の”変化”は、それぞれをとりまく環境によってもたらされます。
なんとなく同じように見えても、全く同じものなんてありえません。
だから”ひとつひとつ”に真剣に向き合って”変化”を見守り、
育てていかなければならないのです。
そして、育てるための近道などはなく
我慢し、待ち、よく観察し、工夫し、
手間、暇をかけて愛情を注ぐ必要があります。
思うに、これは私達人間にもあてはまることではないでしょうか。