個別指導塾の学習空間、長泉教室のモチヅキです!
「ラウンド・アバウト」という、イギリス独特の、
無信号平面交差の方式があります。
一見、不便で危険なように思われるこのシステムの背後には、イギリス人の
「互いを信頼し合って、その信頼に立ったルールを完全に遵守する」
という、不文律ないしは共同意識が存在するそうです。
それゆえに、信号もないのに、
安全快適に複数の道路が平面交差していくということです。
なるほど、憲法を有しない自然法や慣習法の国ならではの発想です。
そういえば、日本でも昔から「阿吽の呼吸」や「以心伝心」といった文化がありますね。
社会生活の中で、ルールは必要ですが、
ルールがあるから守るのではなく、
本当に相手を思いやる気持ちがあって、
皆がそのとおりに行動すればルールは必要ありません。
もちろん、それは現実的ではありません。
ただ、そうであっても、
ルールはあくまでも安全弁として機能すべきであって、
ルールがなくても良い組織や社会が理想ではないでしょうか。