◆個別指導の学習空間 新琴似教室・あいの里教室の関根です◆
昨日、高校の現代文の評論を指導していて生徒から、
「フーテンの寅さんって何ですか?」と質問されました。
フーテンの寅さんと言えば、映画「男はつらいよ」の主人公で、
ひと昔前ならば日本人なら誰もが知っているキャラクターでした。
毎年、盆と正月に2本ずつ映画が公開されており、
全部で48作品(特別編を入れると49作)作られています。
まさに国民的映画として愛されてきました。
私 「え?名前だけでも聞いたことない?」
生徒「知らなーい、聞いたことなーい」
その現代文の文章には具体例として当たり前の様に書いてありましたが、
ああ、そうかぁ…現代の子たちはもう寅さんを知らないのかぁ、
と思い少し寂しい気持ちになりました。
確かに、寅さんを演じた渥美清さんが亡くなって20年以上経ちます。
今の学生達が生まれる前に作られた映画です。
年配の方はとても馴染みがあると思いますが、
私達の世代でも名前は知っているけれど、
ちゃんと映画は観たことがないという人も多いと思います。
勿体無いです!!
私は映画観賞が趣味で、特に好きなものが山田洋二監督の作品です。
山田監督作品と言えば「男はつらいよ」シリーズです。
ちょっと厄介なんだけど、
でもなんか憎めない人っていますよね?
それが男はつらいよの主人公・車 寅次郎(寅さん)です。
48本ありますが、基本的な話は大体一緒です。
寅さんが故郷である東京葛飾柴又に帰ってくる。
そこには妹のさくら、育ての親のおいちゃんとおばちゃんがいて、
はじめは「よく帰ってきたね」と喜ばれているけれど、
些細な事から大喧嘩になりまたプイっと出ていく。
今度は旅先で出会った女性に恋をし、
何かと世話を焼いているうちに信頼されるけれど、
結局はフラれてまた旅に出る。
ベースは48作品全てこんな感じです。
男はつらいよは古典落語的魅力があると思います。
落語も、知っている噺なんだけど何度聴いても笑ってしまう。
水戸黄門や暴れん坊将軍もストーリーは大体同じなんだけどつい見てしまう。
そんな魅力がこの作品にはあって長く皆に親しまれてきたのだと思います。
そしてあくまでこれはベースのお話です。
単なるドタバタ人情喜劇と思っている方もいますが、
実は深いんです!!
幸せとは何か?
老いとは?
学ぶこととは?
人間は何のために生きているのか?
など様々なテーマが描かれ、美しいストーリーで展開されます。
よく考えるととても難しいテーマの答えやそのヒントを、
寅さんが、難しくないけれど実に真理をついた優しい言葉で返してくれます。
「ああ、そういう事なのかもしれない」と思い出させてくれます。
それぞれのテーマについてはまた別の機会にお話しすることにしますね。
そんな愛すべき寅さんが今年の12月にスクリーンに還ってきます。
男はつらいよ、最新作です。
主演はもちろん渥美清さん!!
え?でも渥美さんはもう亡くなってるじゃんッ!!?
一体どんな作品に仕上がるのでしょう?
楽しみです!!
皆さんも是非一度ご覧になってみてください。
それでは、また。
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