走れメロス

学習空間 滋賀エリア 守山・八日市教室の佐藤です。

みなさん、お疲れ様です!もうすぐ、3月になりますね。ついこの前・・2月20日だったかな・・近畿地方で春一番が観測されましたね。春までもう一歩ってところですかね。
受験生のみなさんは公立高校入試に向けて追い込みかけてる真っ只中だと思います。後、少しなので今のまま頑張っていきましょうね。

ところで前ふりとは全く関係ない話なんですが、ものすごく興味深い記事を見つけました。

走れメロスのメロスは実は走っていなかった・・・という記事です。

メロスは友を助けるため頑張った……はずなのに

そもそも「走れメロス」とはどんな話かというと、

妹の結婚式の準備のため、町にやってきた羊飼いのメロスは国王の傍若無人ぶりに憤りを覚え、暗殺を企てるが捕らえられてしまい死刑を宣告される。
結婚式だけは無事執り行いたいというメロスの懇願により、親友が身代わりとなり必ず帰ってくることを条件に一旦釈放される。
国王はメロスは絶対に帰ってこないと心のなかでは思っていた。
結婚式を無事済ませたメロスは期限に間に合わせるために、全力で国王のもとに向かう。
メロスが約束を守ったことに心を動かされた国王は改心する。
というのが太宰治の短編小説走れメロスのあらすじです。

タイトル通り、約束を守るためにメロスが全力で走り帰還する場面がこの物語の核となっており、読者が感動する場面でもあるわけですが・・・
ところがこの定説を覆す説が発表されました。

小説の描写から、出発時刻と到着時刻、要した時間を推測し検証していくと、おどろくことにメロスは道中ほぼ歩いていたというのです。

物語の後半、結婚式を終えたメロスが国王のもとに戻る道中は、橋が落ちていたり山賊と戦ったりしたために時間が逼迫し、死に物狂いで走ったとされているのですが、発表者によればこの時でさえも、早歩き程度。

発表者は中学2年生の男子

理数教育研究所が開催した「算数・数学の自由研究」に応募し、入賞を果たしたメロスの全力を検証という研究結果によって明らかにされました。
これによると、往路は時速3.9km
様々な困難が立ちはだかり時間との戦いとなった復路でさえ時速5.3kmという結果です。
ちなみに一般男性のフルマラソンの平均速度が時速9km程度ですから、メロスはかなりゆったりとしたペースで道中を移動したことになります。

ここですごいなあと感じたのはメロスが走っていなかった事実よりも、その着眼点を持った中学2年生がいることに正直、驚かされています。普通は考えないよね。相当、頭が柔軟な子だと思いました。

そして、彼は研究の最後をこのように締め括っているんです。

『走れメロス』よりも、『走れよメロス』の方が合ってると思います・・と

おちも完璧じゃないか!!!!

久しぶりにハマってしまいました。

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