忘れない為の繰り返しとそのタイミング

 

学習空間 滋賀エリア 守山・八日市教室の佐藤です。

昨日、健康診断だったんですが・・私、歳が歳なものでバリウムを飲む胃腸検査をしないといけないわけですよ。このバリウムが曲者で飲んで暫くするとお腹の中でカッキ―ン☆!!!って固まって、通常の便が排出されにくくなるわけです。だから、検査が終わった後に下剤を飲んで直ぐに出すようにするのですが、昨日に至ってはそれでも出ない・・かなりひどい腹痛に見舞われるし、指導しないといけないし・・で本当に焦りました。今日も朝から病院行って、強めの下剤を処方されましたが、ん~まだ、すっきりしないなあ。痛みは痛み止めで何とかなってますが、便通が・・。おっと、前置きが長くなってしまった。

ところで今回の話題ですが、皆さんは勉強ってやってもやっても覚えられないなあって思ったことありませんか?昨日、やったばかりなのに・・とか。誰しもがあると思います。そこを大半の人は記憶力の良し悪しで片づけてしまいがちですが、実際はそうではありません。記憶力と言うよりもむしろ忘れるのをくい止めると言った方が良いかもしれませんね。

「人間は忘却の生き物なのです。」
「忘れる」ということを完全に回避する方法はありません。残念ながら、そんな魔法はないでしょう。しかし、なるべく忘れにくくする方法は存在します。
人間の記憶というのは、瞬間全てを記憶しているのですが、時間の経過とともにどんどん忘れてしまいます。それでは、忘れにくくする方法を記憶のメカニズムという観点から見てみると人間の脳には、記憶という観点からみると3種類あると言われています。

大切な情報を長く記憶しようという「長期記憶脳」
不必要な情報を一時的において置く
「短期記憶脳」
その中間の
「中期記憶脳」です。

私たちは、自分の名前や自分の家の場所を忘れることはありません。これら必要なものはこの「長期記憶脳」に保管されています。
法律知識や英語のボキャブラリーなど、未知のものを新しく覚えようとした場合、「短期記憶脳」に保管されます。この短期記憶脳の情報は、覚えた直後から半日のうちにどんどん忘れ、1日から7日もすればほぼ忘れてしまうと言われています。
この間に復習すれば、ある一定の割合で「中期記憶脳」に送り込まれます。逆に、一週間復習をしなければ、ほぼ全て忘れてしまうというわけです。「中期記憶脳」に保管された記憶は3週間から4週間位はある程度残ります。ただ、ここでも復習しないと、忘れてしまいます。復習すれば、またある一定の割合で「長期記憶脳」に送り込まれるのです。
また、人間の脳は、なじみのある情報を積極的に受け付けます。「前に見た情報や聞いたりした情報」は頭にすーっと入って来やすいのです。未知のものを最初に覚えるときには、なじみが無いため頭がなかなか受け付けてくれず覚えにくいのですが、2回目、3回目となるにつれて、吸収度がどんどんアップしていきます。このような観点から見て、復習をする間隔の例は、以下のような感じがよいと思われます。

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夜やったことを、次の朝復習する。(半日以内に復習)
その次は3日以内に復習する。
その後は、3日ごとのペースで21日目まで繰り返す。
(最初に覚えた日から21日目までに7回その情報と接触する)
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ここまでやれば、ばっちり「長期記憶脳」に送り込まれ、「完全に覚えた」という状態になりますよ。以上の例は理想的な例であり、ライフスタイルの問題上、そううまくはいかないかも知れないけど、理屈は分かってもらえたかな?

そう・・忘れたくなければ復習するタイミングを考えてやることだよね。これで君たちの勉強効率も画期的に変わるから、明日から意識してやってごらん。

じゃあね(^^)/

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