学習空間,高崎筑縄・前橋大島教室の清水です!
新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者数も減少し,少しずつ日常を取り戻しつつありますがいかがお過ごしでしょうか?新型コロナウイルスの再拡大やインフルエンザの蔓延も心配されますので,引き続き気を緩めず対策をしていきましょう。
さて,11月は芸術の秋真っ只中。ウィーン・フィルハーモニーウィークインジャパンが開催され,2年ぶりに公演に行って来ました。指揮はリッカルド・ムーティ。「音楽は仕事ではなく使命なのです。」「音楽は精神の健康を保つのに必要なのです。」オーストリア全土でロックダウンが行われ,史上初めて無観客で開催されたニューイヤーコンサートの場で彼が語ったメッセージは世界中の人々を感動させました。私もその1人です。だからこそ絶対に聴きに行きたいと思っていました。
何度にも渡る飛沫飛散の実験,演奏ギリギリまでのマスク着用,毎日のPCR検査,ホテルとホールの移動以外の外出禁止など,徹底した感染対策のもと今回の来日公演が行われたことを聞き,ウィーン・フィルの第2の故郷である日本での公演にかける思いがひしひしと伝わってきました。
プログラムの中でシューベルトの交響曲第4番ハ短調「悲劇的」という曲をやったのですが,この曲は1815年にのインドネシアの火山が大噴火し,翌年ヨーロッパの凶作を起こし,飢饉や大規模な物価上昇に苦しむ中で作曲されたそうです。アジアとヨーロッパのつながり,世界でこのコロナ禍を乗り越えていこうという思いがひしひしと伝わってきました。
アンコールはヴェルディの『運命の力』序曲,長年スカラ座の音楽監督を務めたムーティらしい圧巻の演奏でした。
今まで聴きに行った演奏会1回1回が脳裏に鮮明に残っており,時折思い出すことがありますが,その中でも今回の演奏会はずば抜けたものだったと思います。
私自身,普段の塾の指導に置いて,いつ何がきっかけで生徒の人生に影響を与えるか分かりません。しかし,その1回1回の指導,1つ1つの言動が生徒の今後の人生に影響を与えるものになると信じ,指導に邁進していきます。
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